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第6回:NPO法人グリーンバード代表理事 長谷部健


NPOの可能性が、日本の未来を変える(3)

 

『ドネーションも、立派なボランティアだから』

 

dialogue_with_sis_vol6_05.jpg長谷部 日本のNPOを盛り上げていくという意味では、今回の『ぷちドネ』にはとても期待しています。これまでも、ドネーションを集めるアイデアを単発で提案してくれる人はいたのですが、この『ぷちドネ』は、日本のボランティア業界やNPO業界の、傘になるようなプロジェクトだと思います。いまは小さいけれど、その成功事例によって、より多くの人の注目が集まると思うんです。

 

武藤 ドネーションを集めるとき、まだまだ日本では、「寄付ください」って言いづらいところがあるじゃないですか。それが価値の転換で、ケータイで楽しむ時にちょこっとドネーションできるって、多分、「6割の人」に響くと思うんです。

 

長谷部 海外には、NPOをサポートするNPOみたいな事例があるのですが、それに近いことを、SISがやってくれている感じがして、「あ、ついていこう」って思いました(笑)。ボランティアというと、汗をかくことのように思われているけれど、ドネーションも立派なボランティアなんですよ。寄付というものを、赤い羽根とか緑の羽根や、災害の時しかやったことがないという国なので、もう少しそれがおしゃれになる、そういう企画じゃないかと思うんです。

 

dialogue_with_sis_vol6_06.jpg武藤 気に入ったNPOがあったとすると、そこに参加するのではなく、「デコメをダウンロードして友だちに送る」という行為を通じて、自分が広告塔になれるじゃないですか。それも、『ぷちドネ』のいいところだと思っています。NPOがいま過渡期にあるのだとしたら、熱狂的なファンの外側に、どうやってライトな支持層をくっつけていくかということが大事じゃないかと......。きっと『ぷちドネ』は、そこに刺さっていくのではないかと思っています。

 

長谷部 単純に「カエル虫くん」はカワイイから、そういったキャラクターの側面からも、話題になっていく気がします。

 

武藤 そうなんです。モバイルの中で完結するのではなく、「カエル虫くん」たちを、リアルの場でどんどん活躍させたいと考えているんです。それがより大きなドネーションにつながって行くといいなと、思っています。

 

 

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<プロフィール>
長谷部健(渋谷区議会議員/NPO法人グリーンバード代表理事)
1972年東京都渋谷区生まれ。大学卒業後、株式会社博報堂に入社。LAWSON、JT、TOWER RECORDなどを担当した後、2002年に博報堂を退社。2003年1月、ゴミ問題に関するNPO法人グリーンバードを設立。原宿・表参道を中心にゴミのポイ捨て対策プロモーション活動を開始。同年4月、渋谷区議会議員選挙でトップ当選を果たし、渋谷区議に。現在2期目。

 

» NPO法人グリーンバードHP
» ハセベケン事務所HP

 

武藤新二/MUTO SHINJI
株式会社電通 汐留イノベーションスタジオ チームリーダー/クリエーティブディレクター
1992年、広告会社電通に入社。クリエーティブディレクション、コミュニケーションプランニング・商品ブランド開発設計、ソーシャルデザイン、メディアコンテンツ企画制作など、仕事の領域は多岐に渡る。2010年7月、電通社内に「汐留イノベーションスタジオ」を立ち上げ、社内さまざまなセクションから集まったクリエーター、プランナーを率いる。

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